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Author:しらき院長
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試合前の開き直り

 高校生の最大の目標のインターハイ予選まで、あと3週間になりました。僕も高校時代、この時だけは試合が近づくにつれ、食欲もなくなり夜もよく眠れなくなるというぐらい緊張しました。勝てばインターハイ、負ければ引退、3年間の総決算で特に個人戦は負けても自分だけの問題で済みますが、団体戦は自分が負ければチームのみんなに迷惑をかけてしまうということになるので、個人戦は負けても団体戦だけは絶対負けられないという気持で一杯でした。
 このようにインターハイ予選前は精神的にかなり追い込まれた感じでやっていたので、体重も1か月に5キロ前後おち、体調も決していい状態ではありませんでした。しかし試合前1週間ぐらい前に誰かに言われたのが、「試合前のプレッシャーは誰もがみんな味わうことで、一生懸命やればやるほどそのプレッシャーは大きくなるし、負けた時の悔しさは大きくなる。だけど結局やることはいつもやっている事をやるしかないのだから、難しく考えないで、やるだけやって結果はあとから考えなさい」という事でした。
 この言葉を聞いて、プレッシャーを感じているのは自分だけではないという事を知ると、不思議に精神的に楽になり、体が軽くなった感じがしました。いくら悩んでも勝負に絶対はないのだから、やるだけやるしかないと、それで自分のベストをつくして負けたらそれはしょうがないという開き直りがそれでできたせいか、高校3年のインターハイ予選では、運よく団体戦、個人のシングルス、ダブルス3つのタイトルをとることができました。
 試合前は誰もが緊張します。そしてその緊張は自分がそのことに費やしてきた時間や労力がおおくなればなるほど強くなってきます。しかしどんなに悩んでも苦しんでも、最後はやるしかない、自分のベストを尽くすしかないというところまで開き直れれば、自分の力が出せるのではないかと思います。そのためには日頃の練習で緊張した場面で無意識にいいプレーができるぐらいまで、追い込んだ練習をすること、これだけやったのだから試合で必ずいいプレーができるというくらい練習をしておくこと、それが大事だと思います。